NO.003
沼南町(現在は合併して柏市)の高柳中学校は今でも続いている林間学校でお世話になっている学校です。
この学校の初代校長先生の荒木順先生は四十年以上の間、加仁湯が公私ともお世話になった方です。
2005年9月9日に訃報を聞くこととなり加仁湯、従業員、親戚の者も大きなショックを受けております。
後々にご紹介をしようと思っていた写真を心からの追悼の思いを込めて出させて頂きました。
一枚目の写真は校長先生の頃、林間学校で山登りの後に餅つきをした時の写真です。
一緒に写っている方々はPTAの応援部隊だと仰っていました。
荒木校長は「本物の大自然の素晴らしさ、電気も無い山奥で林間学校を行う意味をご父兄にも知ってもらう」と引っ張って来たそうです。
見覚えはあるのですが、ご父兄の方々のお名前は従業員に聞いても出てきません。
懐かしく1987年7月30日の日付を見ています。
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NO.004
二枚目の写真は先代の小松長久(右)と荒木先生が定年前の最後の林間学校を記念して撮られた物です。
あまりにも硬い顔をしているので皆に冷やかされ「長いお付き合いの方が定年と聞いて自分で緊張した。」と言い訳をしていました。
校長先生になられてからも鬼怒沼登山の先頭を必ず歩き、ほら貝の合図で「ブウオー、ブウオー」と気合を入れて
錫杖(しゃくじょう)をふり鳴らし(傍目にはやり過ぎかなと思える事もありましたが)「みんな頑張っていくぞ!」と言ったものです。
その後も全員登山(身体の不自由な方以外)の記録は破られないまま加仁湯の林間学校も学校数が減っていきました。
「やる気、元気、根気の荒木です。」のキャッチフレーズは繰り返し聞かされ選挙のようだと陰口を言う人も。
濃いキャラクターばかり目立った方ですが、「婿さんだから」の逃げ口上と「本当は強くない」のごく一部の親しい人にしか言わなかった小声の言葉は
「加仁湯の会長と似ているよ」と当時、周りの方が評していました。
「やあ、やあ、やあ、どーも、どーも」の挨拶は加仁湯でも真似をしたものです。特にこの写真はその面影を感じるものです。
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